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国税庁の全件データに個人事業者の氏名は入っていない — 全行を検査した記録

適格請求書発行事業者公表システムの全件データを取得して全行を検査したところ、個人事業者の氏名は1件も含まれていませんでした。実測の記録と、名称一致が「判定不能」になる理由をまとめます。

この記事の要点

  • 全件データ(2026-07-31 版)を取得して全行を検査したところ、個人 606,507 行に氏名は 1 件も含まれていませんでした。法人 491,331 行には名称・所在地が入っています。
  • 出典は国税庁 適格請求書発行事業者公表システムの全件データで、実測日は 2026-08-15、当サイトによる検査です。2026-09-07 時点の写しでも、個人事業者 2,503,865 件のうち氏名が入っている行は 0 件でした(集計 2026-09-08)。
  • 公表情報の更新は1日1回・翌開庁日の午前6時頃です。そのため照合結果への反映は最短でも翌開庁日で、即時に検知するものではありません。

公表サイトの検索画面と、全件データの中身は違う

適格請求書発行事業者公表サイトでは、登録番号で検索すると個人事業者の氏名も表示されます。一方、同じシステムから一括で配布される全件データには、個人事業者の氏名が含まれていません。

この違いは、当サイトの照合結果に直接影響します。名称の一致判定ができるかどうかが、法人と個人事業者で分かれるためです。

全行を検査した記録(2026-08-15)

当サイトの実装にあたり、2026-07-31 版の全件データを取得して全行を検査しました。結果は次のとおりです。

法人(h_all)491,331 行のうち、名称・所在地が入っていた行は 491,331 行。人格のない社団等(j_all)7,906 行のうち、名称が入っていた行は 7,351 行。個人(k_all)606,507 行のうち、氏名が入っていた行は 0 行でした。

全件データに含まれていたのは、個人事業者については登録番号・処理区分・各種年月日だけでした。実測日は 2026-08-15、対象は 2026-07-31 版の全件データです。

現在保持している写しでも同じ結果

当サイトが保持する公表データの写し(2026-09-07 時点)に対して、2026-09-08 に同じ観点で数え直しました。個人事業者として区分される 2,503,865 件のうち、氏名が入っている行は 0 件です。法人 2,585,528 件については、すべての行に公表されている名称が入っています。

なお、2026-08-15 に検査した 2026-07-31 版の行数(合計 1,105,744 行)と、現在の写しの行数(5,089,393 行)は一致しません。取得の時期と取得方法が異なるためで、どちらの検査でも「個人事業者の氏名は 0 件」という点は同じでした。

出典: 国税庁 適格請求書発行事業者公表サイトが公表する情報を、当サイトが集計・加工しました。当該情報の内容について、国税庁が保証するものではありません。

なぜ名称一致が「判定不能」になるのか

インボイスウォッチの一括照合では、CSVや貼り付けの2列目に取引先名を書くと、公表されている名称と突き合わせます。突き合わせる相手が手元に無い個人事業者については、一致とも不一致とも言えないため、判定を「判定不能」として返します。公表名称の列も空欄になります。

公表システムの Web-API には登録番号から氏名を引く方法もありますが、顧客のCSVの件数ぶん都度呼び出す設計は、利用規約が禁じる短時間の大量アクセスにあたるため採っていません。当サイトは配布データの写しだけを参照しています。

当サイトが個人事業者の氏名を保持していないことは、預かる個人情報を増やさないという方針とも合っています。照合の結果として画面に出るのは、登録の有無・状態・年月日と、法人の公表名称だけです。

注意点

公表情報の更新は1日1回、翌開庁日の午前6時頃です。登録の失効・取消が照合結果に反映されるのは最短でも翌開庁日となります。

行数や件数は、記載した実測日・集計日時点のものです。最新の集計値は月次統計のページに掲載しています。

判定結果は公表情報にもとづくものであり、税務上の取扱いを判断するものではありません。最終的な判断はご自身または顧問税理士にご確認ください。

よくある質問

国税庁の全件データに、個人事業者の氏名は入っていますか。
入っていません。2026-07-31 版の全件データでは、個人(k_all)606,507 行のうち氏名が入っていた行は 0 行でした(当サイト実測 2026-08-15)。2026-09-07 時点の写しでも、個人事業者 2,503,865 件のうち氏名が入っている行は 0 件です(当サイト集計 2026-09-08)。
個人事業者の名称一致が「判定不能」になるのはなぜですか。
突き合わせる公表名称が配布データに無いためです。一致とも不一致とも言えないため判定不能として返し、公表名称の欄は空欄になります。
個人事業者の登録番号は照合できないのですか。
登録の有無・失効・取消・取消予定は、法人と同じように判定します。判定できないのは名称の一致だけです。

更新履歴

  • よくある質問を追加した(IW-031)

個人事業者の登録番号も、登録の有無と状態は照合できる

氏名の一致は判定できませんが、登録の有無・失効・取消・取消予定は法人と同じように判定します。取引先の登録番号を貼り付けるかCSVをアップロードしてお試しください。アカウント登録は不要、無料です。

登録番号を一括照合する(無料)

記事中の件数・割合は、国税庁 適格請求書発行事業者公表データ(2026-09-07 時点)を当サイトが集計した値です(集計 2026-09-08)。公表データの更新に合わせて自動で更新されます。

この記事の数字は集計日時点のものです。最新の集計値は公表データの月次統計に掲載しています。